介護施設の電気代を大幅に削減する、というテーマの記事です。
経費の中でも、水道代、ガス代、電気代、地代家賃などの固定費はとても大きなウェイトを占めます。
基本的に特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム、グループホーム・・・どの種別の介護施設であっても、人件費の次に大きな経費はこれらの固定費ではないでしょうか。
特にその中でも電気代は大きなウェイトを占めています。
こちらでは、介護施設の電気代を大幅に削減する方法をご紹介したいと思います。
水道代の削減方法については以下の記事に詳しくまとめていますので、チェックして下さいね!
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介護施設の水道代を大幅に削減する方法まとめ
介護施設の経費の中でも、水道代、ガス代、電気代、地代家賃などの固定費はとても大きなウェイトを占めます。 基本的に特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム、グループホーム・・・どの種別の介護施設であっ ...
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介護施設の電気代を削減する方法について
介護施設の電気水道代を削減する方法ですが、以下のような方法があります。
- 電力会社や契約を見直すことで、根本的に削減する方法
- 照明器具をLEDに切り替えるなど、物理的に削減する方法
です。
順番に見ていきます。
電力会社や契約を見直すことで、根本的に削減する方法
新電力への切り替え
新電力への切り替えによって、そもそもの電気代を安くする方法です。
こちらはもはや知らない人はいない、というやり方だと思います。
単独の居宅介護支援事業所や訪問介護事業所などの、あまり電気代を使っていないところから、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの大型の施設まで、すべての事業者の方ができる方法です。
2016年4月から、一般の家庭や小規模な店舗等に対しても、電力会社を自由に選べるようになりました。
(ちなみに工場などは、その前から自由化されています。)
その結果、ガス会社や石油の会社、通信会社・・・と多様な業者が、この新電力会社として続々登録されました。
その数、なんと400社以上。
この中から、自事業所・施設にとって最適な料金プランを探す、という形になります。
とはいっても、実際に400社以上に対して見積もりを依頼するのは非現実的ですよね。
ライブエッジ株式会社では、実際に導入いただいて、確かな削減効果が得られた新電力の会社をご紹介しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
すでに新電力に切り替え済みの方
すでに新電力に切り替えたよ、という介護事業者の方もたくさんいると思います。
ところが!
別の新電力会社にすることで、まだまだ下がる可能性があります。
実際に当社の事例でも、とある有料老人ホーム様で、すでに新電力に切り替えていた法人様にご依頼をいただき、再見積もりをしたところ、年間で数十万円削減できたことがありました。
ですので、すでに新電力に切り替えた方であっても、お気軽にお問い合わせください。
現在の電力会社との価格交渉
こちらは読んで字のごとく、今ご契約中の電力会社へ、直接価格交渉をする方法です。
単価、基本料金を下げてもらうことで、電気料金を削減する方法です。
どちらかというと、高圧で、年間当たりの使用量が大きい施設様、それも多店舗展開されているようなところに向いています。
こちらに関しては、
- 自社の総務担当の方が交渉するケース
- 電力会社側から価格見直しの交渉をしてくるケース
- 交渉を外部業者に依頼するケース
があります。
交渉を外部業者に依頼するケースでは、多くの場合、「削減額の〇〇%を〇年」といった委託料になっており、初期費用などは掛からないことがほとんど。
実際に削減になった分で、委託料を払うため、持ち出しがなく、またプロの交渉人に任せられるので、面倒くさくなく、成功率も高く、交渉終了までの期間が短いというメリットがあります。
自社で交渉をする場合については、逆のことが言えますね。
上記新電力への切り替えと比べ、使用状況によっては、削減金額が大きくなる場合もあります。
また、価格を下げる代わりに3年縛り、など契約に条件が付くこともあるので、要検討です。
高圧契約から低圧契約へ契約変更
こちらは条件が限られてしまう方法ですので、多くは説明いたしませんが、高圧電力契約から低圧の契約へ契約を変更するという方法です。
現在高圧契約している事業所様で、過去の使用状況を見たときにほとんど使っていない事業所様が対象です。
介護施設の電気代を削減する:照明器具をLEDに切り替えるなど、物理的に削減する方法
LEDを導入して電気代削減!
こちらの方法について、説明は不要かと思いますが、軽く触れておきます。
業態によって異なりますが、照明器具の電気代に占める割合は大きく、特に大きな施設(病院、老人ホーム、工場、ホテル、パチンコ店・・・など)では、かなりの電気代がかかっています。
その中でも特に、24時間365日稼働する病院や老人ホームでは、かなりの電気代を照明器具が占めているわけですが、この照明器具でより電気を使わなくてもいい「LED」に蛍光灯から切り替えることで電気代を削減する、というスキームですね。
貴事業所で今使っている照明器具はなんですか?
「いや、ふつーに蛍光灯だけど。」という事業所様は、だいぶ損をしているかもしれません。
オフィスなどでは、蛍光灯をLEDに切り替えるだけで、60%も電気代を削減できることもあります。
月10万円使っていれば4万円、なんと年間では48万円の削減ですね!
「でもLEDって導入するのにキャッシュがかなりいるんじゃないの・・・?」という声も聞こえてきますが、年々LEDの導入費も安くなっていますし、リースで導入するという方法もありますよ!
ライブエッジ株式会社では、LED導入のご相談にも乗っておりますので、お気軽にご相談くださいね。
もちろん相談は無料です!
そのほかに物理的に電気代を削減する方法
照明器具をLEDに切り替える以外にも物理的に電気代を削減する方法はまだあります!
エアコンの見直し、BEMSの導入、空調費の削減などです。
エアコンの見直し
いわずもがなですが、エアコンはかなり電気を使います。
特に夏、冬に関しては、春秋と比べて、電気代が倍ほどになることもありますが、原因の多くはエアコンだと思われます。
特に、介護施設などでは、業務用エアコンを使っていて、入居者様の為、24時間フル稼働ですよね。
この業務用エアコンですが、何年も使っているとやはり性能が落ちてきたり、それによって電気代が余計にかかってしまうことがあります。
最新機種はどんどん省エネになっていますので、数年単位でみると、新しいものに入れ替えた方が安上がりだった、ということも十分に考えられます。
こちらは安い買い物ではないので、後回しにされている施設様も多いのではないでしょうか?
10年以上エアコンを変えていない、といった施設様は、一度シミュレーションだけでもすることを強くオススメします!
ライブエッジでは業務用エアコンのご相談も乗っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
BEMSの導入
BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)とは、ビルなどの施設のエネルギーを見えるかして、省エネにつなげるためのシステムです。
施設内で使う照明や電気器具などの監視、管理して全体での省エネ化をすすめるものとなっています。
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の調査によると、BEMS導入先での高い省エネ効果が出ているようです。
https://www8.cao.go.jp/cstp//////tyousakai/innovation/ict/6kai/siryo3-2.pdf
こちらの資料によると、25%も削減になった事例もあるようです。
省エネについては、コスト削減だけでなく、SDGsの項目でもありますので、今後ますます重要なキーワードとなってくるでしょう。
大きい施設様の場合は、こちらのBEMSを検討されてみてはいかがでしょうか。
空調費の削減
空調費の削減方法ですが、こちらは室外機及び周辺へ遮熱・断熱塗装をし、吸い込み口にカバーを設置するという方法です。
どういうことかというと、
そもそもエアコンは”室内機”と”室外機”で成り立っていますが、エアコンの室外機が夏場に直射日光などで熱くなり、エアコンの効率が悪くなり、冷えなくなったり、電気代がかさむことはご存じの方も多いと思います。
これは冬にも同じことが言え、雪が積もったり、極寒状態だと効率がいい状態とは言えません。
そして室外機に関しては、屋上や建物の裏側などの過酷な状況に置かれていることがほとんどだと思います。
各空調メーカーも、室内機への研究開発はしっかり行っていますが、室外機についてはなかなか進化していません。
この問題に対して、室外機に対し、遮熱・断熱を目的とした塗料を塗布し、同時にカバーを設置し、より良い状態にすることで、エアコンの効率を上げ、電気代削減に寄与する、というのがこちらの方法です。
気になる削減効果ですが、10~25%程度の削減が可能です。(室外機の設置場所により異なります)
かなり大きいですよね。
こちらも詳細など、お伝え出来ますので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
介護施設の電気料金削減の方法についてご説明してきました。
介護施設での電気料金は、固定費の中でもかなり大きくなりがちなので、ここは絶対に削減しておきたいところ。
専門の業者に依頼することで、様々な方法で削減が可能です。
ご紹介したものは全て、ライブエッジでご相談無料で対応できますので、お気軽にどうぞ!